管理人の独り言 le monologue

イマーシブとインタラクティブ

イマーシブアートという言葉があります。これは、空間に入り込んで自分がアートと一体化するようなアートと理解していて、teamLabのような空間と思い込んでいました。ところがこの前、teamLabはインタラクティブな空間と書いてあるのをみつけて、インタラクティブアートって何だっけ?イマーシブアートもインタラクティブアートも参加型の展示、漠然とイマーシブは映像をつかう、インタラクティブはそうでないくらいの意識しかなくて、よくわかっていなかったことに気づきました。うぅこの手の英語って苦手なんです。
この際だから、違いを調べてみることにしました。

一言でいえば、イマーシブは「没入感」をつくる設計で、インタラクティブは「双方向のやり取り」をつくる設計だそうです。つまり、360度囲むプロジェクションマッピングの中に自分がはいりこむようなものがイマーシブ、自分が動くことによって変化が起きるのがインタラクティブなのだとか。なるほどねぇ、私の理解もそうは遠くなかったけど、調べてはっきりしました。いってみれば、teamLabはイマーシブでインタラクティブな空間ということになりますね。

それをふまえると、ジュイエで今開催中の、中央線芸術祭のプログラム『入口可奈子 / 深浦よしえ Duo Exhibition「分解と組立て」』はインタラクティブな展示といえるでしょう。
というのは、それぞれ入口さん、深浦さん40ずつ80の作品が並べられ、作品の様子が描かれたハガキサイズのくじを来廊者にひいていただき、さらに番号をひく、そして、作品をさがして番号のところに置き換えるという展示、つまり毎日作品の場所が変わる展示だからです。
ジュイエの床は30㎝角のタイルが敷き詰められており、そのタイルに番号をふって、作品の置き場所にしています。床のタイルに目をつけた作家さんの洞察力とアイデアがすごいと感心してしまいました。
さらに、作品をじっくり見なくては探せないわけで、さがすのに苦労すればするほど作品をみることができるという効果も期待できます。

来廊者にひいていただくくじは、深浦さんの平面作品を入口さんが、入口さんの立体作品を深浦さんが描いていて、それが展開図だったり、色のついている作品がモノクロで描かれたりして、実際の作品と少し趣が違うのも面白いところです。
今年の中央線芸術祭のテーマは「超越関係 〜Crossover〜」そのテーマもきちんとふまえていて、知れば知るほど面白い展示になっています。まさにインタラクティブアート(覚えたての言葉が使えて嬉しいw)。27日まで開催しています。是非お越しください。

分解と組立て 分解と組立て

*上記展示には、中央線芸術祭 2026年のフェスティバルパスポートチケット(10の展示会場共通)が必要になります。 チケットは、会場でも購入できます。(現金のみ)
料金:一般1000円、学生500円(ClafT PASS 3期割引料金)